バーチャルオフィスの解約は損する?6社の契約期間・途中解約の返金・解約期限
調べた6社に、途中解約で残り期間分の料金を返すと書いた会社はありませんでした(例外はワンストップの「開始30日以内なら全額返金」の記載のみで、適用条件は未確認)。年払いは、安さと引き換えに「やめる自由」を手放す契約です。
この記事では6社の最低契約期間・途中解約の返金・解約の期限・解約後の手続きを1つの表にまとめます。
根拠は各社の利用規約・FAQ・特商法表記の原文です。確認できなかった点は、確認できなかったと書いています。
結論:事業を続けるか未定なら、短い契約を選べる会社から。1年以上使うと決まっているなら、年払いを総額で比べてください。
結論:6社の契約期間と解約条件
| サービス | 最低契約期間 | 途中解約の返金 | 解約の期限 | 解約後の郵便物 |
|---|---|---|---|---|
| GMOオフィスサポート | 開始月から1年(1年ごとに自動更新) | 返金なし | 満了日の14日前まで | 未確認 |
| レゾナンス | 設けていない(年・半年・単月) | 残り期間分は返金なし(デポジット残高は返金) | 更新日の1ヶ月前まで | 未確認 |
| NAWABARI | 初回は1ヶ月か12ヶ月 | 期間中は解約不可・返金なし | 次回決済日まで | 未確認 |
| DMMバーチャルオフィス | 設けていない | 返金なし | 1ヶ月前まで(月末で解約) | 受け取りを拒否 |
| ワンストップビジネスセンター | カード払い6ヶ月/振込1年 | 返金なし(期間未満の解約は残り月額を支払い) | 解約日の1ヶ月(30日)前以上 | 差出人へ返却 |
| バーチャルオフィス1 | 未確認 | 1年前払いは開始後の返金不可 | 未確認 | 未確認 |
どの会社も、前払いした分は基本的に戻りません。だから契約前に「何ヶ月使うか」を決めることが、節約につながります。
途中で解約したら、払った料金は戻るか
残り期間分を返すと書いた会社はない
6社の規約・FAQ・特商法表記に、残り期間分を返金する記載はありませんでした。例外として、ワンストップの特商法表記には「開始30日以内なら初期費用含め全額返金」とありますが、適用条件は確認できていません。V1で確認できたのは「1年前払いは開始後の返金不可」という記載だけです。
NAWABARIは、契約期間中の途中解約そのものを規約で認めていません(規約7条1項)。
「最低契約期間なし」でも、前払い分は戻らない
レゾナンスとDMMは、FAQで「最低契約期間を設けていない」としています。ただし両社とも、前払いした残り期間分は返金しません。
つまり「縛りなし」は、いつ解約しても返金されるという意味ではありません。年払いを選べば、1年分を払い切る前提になります。
ワンストップには最低契約期間があります。期間内に解約すると、残り期間の月額を全額支払います。違約金はないとFAQに書かれています。
戻るもの・戻らないもの
- 戻る:レゾナンスのデポジット残高(振込手数料を引いて返金)
- 戻る:DMMの保証金(預けている人のみ。終了翌月10日以降)
- 戻らない:レゾナンスの入会金(FAQに「いかなる場合も」返金不可)
- 戻らない:前払いした残り期間の利用料(6社とも返金の記載なし)
- 条件未確認:ワンストップの「開始30日以内なら初期費用含め全額返金」
縛りを避けたい人の選び方
事業を続けるか未定なら、短い契約から
短い契約を選べるのは、レゾナンス・DMMの単月と、NAWABARIの初回1ヶ月契約です。
その分、月あたりの料金は上がります。DMMの単月は月5,500円〜で、年払いの月2,530円の2倍以上です。
それでも、単月で5ヶ月使って27,500円です。DMMの年払い一括30,360円を下回ります。5ヶ月以内にやめる可能性があるなら、単月の方が支払いは少ない計算です。
※単月は最安の5,500円で計算。年払いと同じプラン内容かは、公式サイトで確かめてください。
1年以上使うと決まっているなら、年払いで比べる
1年以上使うなら、月額の安い年払いが有力です。ただし順位は、郵便物の量と送料で入れ替わります。
年払いの1年総額は、料金比較記事で6社分を計算しています。
解約の期限は「次回決済日まで」〜「1ヶ月前」と会社ごとに違う
期限を過ぎると、次の契約期間に入る場合があります。自動更新を規約で確認できたのは、GMO・NAWABARI・DMMです。
レゾナンスは、更新日の1ヶ月前を過ぎると解約事務手数料3,300円がかかります。
| サービス | 解約の期限 | 手続き方法 |
|---|---|---|
| GMOオフィスサポート | 満了日の14日前まで | マイページの解約フォーム |
| レゾナンス | 更新日の1ヶ月前まで(過ぎると3,300円) | 記載が2通りあり(下の「確認できていないこと」参照) |
| NAWABARI | 次回決済日まで | 記載が2通りあり(同上) |
| DMMバーチャルオフィス | 1ヶ月前まで(解約月の末日を希望日にする) | 解約フォーム+登記の書類(次の章) |
| ワンストップビジネスセンター | 解約日の1ヶ月(30日)前以上 | 電話かメールで連絡→解約申請書と必要書類を郵送 |
| バーチャルオフィス1 | 未確認 | 未確認 |
ワンストップは書類の郵送が要るため、やり取りに日数がかかります。期限ぎりぎりではなく、余裕を持って連絡するのが安全です。
契約した日に、更新日の2ヶ月前をカレンダーに入れておくと、期限切れを防ぎやすくなります。
登記に使っていたら、解約前に住所の移転が要る
DMMは、登記の移転か抹消をして、登記事項証明書を出すことを解約の条件にしています(規約14条2項)。住所掲載の削除も必要です。
他5社の規約に同じ条件があるかは、本調査では確認できていません。ただ、契約が終われば、その住所は使えなくなります。
登記住所にしていたなら、どの会社でも移転の手続きを解約より先に段取りしておくのが安全です。
許認可や本人確認の制約は、バーチャルオフィスのデメリットで整理しています。
解約後に届いた郵便物はどうなるか
DMMは、契約終了後の郵便物を受け取りません(規約9条3項)。ワンストップは差出人へ返却します(特商法表記)。
他4社は、契約終了後に限った扱いを確認できませんでした。解約前に、取引先・金融機関・役所へ新しい住所を届けておきましょう。
解約までの転送頻度や送料は、郵便転送の頻度と送料で比べています。
年払いのデメリットと、向かない人
年払いは月額が安い一方、途中でやめても前払い分は戻りません。次の人には、年払いは向きません。
- 事業を1年続けるか、まだ決まっていない人
- 数ヶ月以内に事務所を借りる・移転する予定がある人
- 許認可の事務所要件を、バーチャルオフィスで満たせるか未確認の人
反対に、単月も万能ではありません。DMMの例では、単月の月額は年払いの2倍以上です。1年以上使うなら、総額で高くつきます。
よくある不安
年払いで早めにやめたら、いくら損する?
残り期間分が、そのまま戻らない金額です。DMMの年払い(一括30,360円)を3ヶ月でやめた場合、残り9ヶ月分は月2,530円換算で22,770円相当です。入会金が戻るかは、規約で確認できていません。
解約の手続きは面倒?
会社で差があります。GMOはマイページのフォームで手続きします。ワンストップは書類の郵送、DMMは登記事項証明書の提出が要ります。
自分は単月と年払い、どちらが合う?
「1年後もこの住所を使っているか」に、はいと即答できるかで決めてください。迷うなら「5ヶ月以内にやめる可能性」で考えます(上のDMMの計算)。
確認できていないこと
次の項目は、原文が見つからないか、記載が食い違っていました。契約前に各社の窓口で確かめてください。
| サービス・項目 | 確認できていない内容 |
|---|---|
| バーチャルオフィス1 | 最低契約期間・解約の期限・手続き方法・入会金の返金・解約後の郵便物(FAQ・特商法表記に記載なし)。FAQの「途中解約には一切応じない」は業種に関する注記の中の文で、全契約に当てはまるか不明 |
| レゾナンスの手続き方法 | FAQは会員サイトの【契約状況】、規約21条3項は電子メール。どちらで受け付けるか確認できていません |
| NAWABARIの手続き方法 | 規約はWebサイト上、特商法表記はメール。記載が食い違っています |
| 入会金の返金 | NAWABARI・DMM・バーチャルオフィス1は記載を確認できていません |
| ワンストップの全額返金 | 特商法表記に「開始30日以内なら初期費用含め全額返金」とありますが、適用条件は確認できていません |
| 解約後の郵便物 | GMO(規約15条7項に「処分可」とあるが終了後に限るか不明)、レゾナンス(一般規定は保管30日後に廃棄可)、NAWABARI、バーチャルオフィス1 |
| 自動更新 | レゾナンス・ワンストップ・バーチャルオフィス1は原文で確認できていません |
| 月払いの可否・移転登記の費用 | 各社で月払いを選べるか、本店移転登記にかかる費用は、本調査の範囲外です |
まとめ
- 6社とも、途中解約で残り期間分を返す記載はない(ワンストップの開始30日以内の全額返金は条件未確認)
- 「最低契約期間なし」でも、前払い分は戻らない(レゾナンス・DMM)
- 解約の期限は「次回決済日まで」〜「1ヶ月前」。郵送や登記書類が要る会社は早めに動く
- 登記に使っていたら、解約より先に住所の移転を段取りする
続けるか未定なら短い契約、1年以上なら年払い。年払いを選ぶなら、総額で比べてから決めてください。