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調査記事|掲載内容は、各社公式サイトで公開されている情報を 時点で調べてまとめたものです。運営者が実際に契約・利用した記録ではありません。料金は変更される場合があるため、申し込み前に必ず各公式サイトで最新の条件をご確認ください。

バーチャルオフィス6社の料金を1年総額で比較|月額と総額で順位が入れ替わる

調査 / 執筆: 総額ラボ管理人

バーチャルオフィスの料金を月額で比べると、判断を間違えます。

公式サイトの月額には、入会金と郵便物の送料が含まれていないからです。そこを足して1年分で計算し直したところ、順位が入れ替わりました。

月額990円のレゾナンスより、月額1,650円のGMOオフィスサポートの方が、1年総額では安くなります。さらに、郵便物が毎週届くかどうかでも順位が変わります。

結論:1年総額で並べ直すとこうなる

法人登記ができて郵便物の転送が付く、各社で一番安い構成を並べました。金額はすべて税込です。まずは郵便物が月1通程度の場合です。

2026年9月13日時点、各社公式サイトの公開情報より算出。月1回、100g以下の郵便物1通を転送する想定(送料は各社料金表で100gを含む最小区分)。 入会金はキャンペーンを適用しない通常料金で計算。レゾナンスのデポジット1,000円は解約時返金のため含めていません。 GMOオフィスサポートは料金ページに例外的な手数料のみ記載があり、通常転送が無料かは明示されていません(本表では無料として計算)。
サービスプラン月額入会金送料(年)1年総額
1. バーチャルオフィス1基本・年間契約 880円5,500円3,000円
(250円×12)
19,060円
2. GMOオフィスサポート月1転送 1,650円0円プラン内19,800円
3. レゾナンスバーチャルオフィスコース 990円5,500円3,600円
(300円×12)
20,980円
4. NAWABARIビジネス・年間契約 1,650円5,500円金額未公表25,300円+送料
5. DMMバーチャルオフィスベーシック・年間契約 2,530円5,500円3,960円
(330円×12)
39,820円
6. ワンストップビジネスセンターエコノミー・年払い 5,280円10,780円0円
(週1・送料込)
68,860円

月額だけを見ると、レゾナンス(990円)はGMO(1,650円)より40%安い。ところが1年総額ではGMOの方が1,180円安いという結果になりました。差を生んでいるのは入会金5,500円です。

1位のバーチャルオフィス1と2位のGMOの差は740円しかありません。この差は、次に書く郵便物の量で簡単にひっくり返ります。

郵便物が毎週届くなら、順位が変わる

送料が転送のたびにかかるサービスは、郵便物が多いほど総額が膨らみます。毎週1通ずつ届き、毎週転送してもらう場合で計算し直しました。

月4回×12ヶ月=年48回、100g以下の郵便物を1通ずつ転送する想定。GMOオフィスサポートは週1転送プラン(月額2,750円)で計算。その他の前提は上の表と同じ。
サービスプラン送料(年)1年総額
バーチャルオフィス1基本・年間契約12,000円28,060円
レゾナンスバーチャルオフィスコース14,400円31,780円
GMOオフィスサポート週1転送プラン内33,000円
DMMバーチャルオフィスベーシック・年間契約15,840円51,700円
ワンストップビジネスセンターエコノミー・年払い0円68,860円
NAWABARIビジネス・年間契約金額未公表25,300円+送料

月1通のときに2位だったGMOが、毎週受け取る場合は3位に下がりました。週1回の転送にするには、月額が1,650円から2,750円に上がるためです。

NAWABARIは送料の金額が公開されていないため、この表では順位を付けていません。送料を除いた金額は6社で最も安い25,300円ですが、年48回分の送料が加わります。

ワンストップビジネスセンターだけ性格が違います

どちらの表でも総額は最も高いですが、週1回の転送が送料込みで0円です。1回に何通も届く、重い書類が多いといった使い方なら、送料が従量課金の他社との差は縮まります。上位プランには個別の電話番号やFAX番号も付くため、住所だけを借りたい人向けの他社とは比較の土俵が違います。

なぜ月額で比べると間違えるのか

月額表示の外側に置かれている費用が、3種類あります。

1. 入会金

6社のうち5社が入会金を設定しています(ワンストップビジネスセンターは初期費用10,780円、ほかの4社は5,500円)。0円はGMOオフィスサポートだけです。1年契約なら、5,500円は月額に換算して約458円分。月額880〜990円のサービスにとっては、月額の半分近くに相当します。

なお、入会金を0円にするキャンペーンを行っている会社があります。レゾナンスは公式サイトに「郵便物週1回転送プラン1年払いコースのみ」という条件を記載しており、NAWABARIも「10周年記念 無料キャンペーン中」と案内しています。本記事では条件と期限を確認しきれなかったため、通常料金で計算しています。

2. 郵便物の送料

ここが一番見落とされます。送料の扱いは3パターンに分かれました。

月1通でも年間3,000〜3,960円。月額880円のプランなら、1年分の月額(10,560円)の約3割に相当します。

3. デポジット(保証金)

レゾナンスは1,000円〜のデポジットがあります。解約時に残高が返金される(振込手数料は差し引き)と明記されているため総額には含めていませんが、初期に出ていく現金としては必要です。

各社の素の数字

バーチャルオフィス1

プランは基本プラン1つだけです。年間契約で月額880円(一括10,560円)、単月契約だと月額3,960円。入会金5,500円は初年度のみです。法人登記と月4回の郵便転送が基本料金に含まれ、送料は実費(50gまで150円、100gまで250円、150gまで350円、250gまで450円、500gまで600円)。拠点は渋谷・神保町・広島。

独自の制度が2つあります。1つは「法人口座開設保証」で、所定のルールに沿って手続きしても口座が開設できず退会する場合、入会金と基本料金が返金対象になると案内されています。もう1つは、指定サービスを専用サイトから申し込むと翌年以降の基本料金が割り引かれる制度です。どちらも適用条件の詳細は本記事では確認していません。

GMOオフィスサポート

プラン月額(税込)転送頻度法人登記
転送なし660円なし不可
月1転送1,650円月1回可
隔週転送2,200円隔週可
週1転送2,750円週1回可

最安の660円プランは法人登記に使えません。登記目的なら実質1,650円からです。入会金・保証料は0円。オプションは「写真でお知らせ」1,100円/月、「宛名追加(屋号等)」1,650円/月。

注意: 公式サイトに「料金の改定を予定しております」との告知があります。改定日と改定後の金額は本調査では確認できませんでした。申し込み前に必ず最新の料金をご確認ください。

レゾナンス

バーチャルオフィスコースが月額990円。法人登記は追加料金なしで可能、郵便転送は週1回か月1回を選べます。電話まわりのコースが豊富で、転送電話セット3,190円、電話秘書代行セット5,390円。ネットショップ運営者限定の住所貸しプランは550円です。拠点は東京10店舗と横浜。

NAWABARI

東京・目黒の住所を貸すサービスです。料金ページには2つのプランがあります。

料金ページではどちらのプランにも「法人登記」が含まれている一方、公式トップページの他社比較表では、1,100円を「登記が不要な方」、1,650円を「登記が必要な方」として並べています。公式サイト内で案内が分かれているため、本記事では法人登記目的の比較として1,650円のビジネスプランで計算しました。1,100円プランで登記できるかは、申し込み前に同社へ確認してください。

通常の初期費用は5,500円、保証金0円。郵便転送は週1回です。

DMMバーチャルオフィス

ベーシックプランは契約期間で単価が大きく変わります。年間契約30,360円(実質2,530円/月)、半年契約23,100円〜(3,850円/月〜)、単月契約5,500円/月〜。年払いと単月払いで2倍以上の差です。

ミニマムプラン660円は年間契約のみで、受け取れる郵便物が返品・返送・税金関連書類に限定されます。取引先からの郵便を受ける用途には使えません。

ワンストップビジネスセンター

エコノミー5,280円、ビジネス9,790円、プレミアム16,280円(すべて税込)。初期費用は一律10,780円。最低契約期間があり、クレジットカード払いで6ヶ月、銀行振込で1年。年払いで1ヶ月分が無料になります。ビジネス以上は個別の03番号とFAX番号が付きます。

この比較で分かっていないこと

公式サイトの公開情報だけで調べたため、以下は判断材料に入れていません。ここを重視するなら、この記事だけで決めないでください。

よくある質問

バーチャルオフィスの住所で法人登記はできますか?

調べた6社は、いずれも法人登記に利用できるプランを公式サイトで案内しています。ただしGMOオフィスサポートの「転送なしプラン」は登記不可と明記されています。登記手続きそのものの可否や必要書類については、法務局または司法書士にご確認ください。

なお、労働者派遣事業や宅地建物取引業など、事務所の面積や実体が許認可の要件になる業種があります。バーチャルオフィスで困る3つの場面で、行政資料の原文を確認しています。

途中で解約したら返金されますか?

6社とも、支払い済みの期間分は途中解約しても返金されない旨を、利用規約・FAQ・特定商取引法の表記に記載しています(バーチャルオフィス1は1年前払いの場合について確認)。例外として、ワンストップビジネスセンターは特定商取引法の表記に「開始30日以内なら初期費用を含め全額返金」との記載がありますが、適用条件は確認できていません。解約の予告期限も14日前から1ヶ月前まで会社ごとに異なります。6社の契約期間・返金・解約期限は解約と契約期間の比較にまとめています(2026年10月15日調査)。

月額が最も安いサービスを選べば総額も安くなりますか?

必ずしもそうなりません。この調査では、月額990円のレゾナンスの1年総額が20,980円、月額1,650円のGMOオフィスサポートが19,800円となり、月額が高い側の方が安くなりました。入会金と郵便の送料が月額表示に含まれていないためです。郵便物の量によっても順位が変わります。

まとめ

比べるべきは月額ではなく、「月額 × 12 + 入会金 + 送料 × 年間の転送回数」です。

自分の郵便物の量を式に入れて、計算し直してください。料金・条件は変更されます。とくにGMOオフィスサポートは料金改定を予告しているため、申し込み前に必ず各公式サイトで最新の条件を確認してください。

調査日: 2026年9月13日 / 出典: 各社公式サイト(バーチャルオフィス1、GMOオフィスサポート、レゾナンス、NAWABARI、DMMバーチャルオフィス、ワンストップビジネスセンター)